願掛けをする人々

宗教哲学が大好きな人から無神論者、UFOや霊感を信じる人やまったく笑い飛ばす人まであらゆる雑多な精神論を持つ人々。私の周囲はそんな人々で混沌としている。フリーランスで毎日違う人や場所で仕事をするとそれが当たり前で、誰も真っ向から人の信仰心を全否定しない空気なのがとても好きなところだ。スポーツの世界では縁起かつぎや必勝祈願などをする姿がよく見られるが、私がいる音楽の世界にもそれはあり、特に勝負に出る時は何かしらのアクションに出ることがある。ヒットを狙う人々である。自分が出来得るすべての努力をして、さらに「お水取り」に行って願掛けをする人も見た。だから「黄色や金色が金運によい」程度のことはほとんどの人が知っている。私も仕事がうまくいくようにと思っていた当時はちょっと気にしたものだ。

己の世界を持つ人々に+1!

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一般向けにポップめに
Dr.コパさん。風水の世界を一般の人にポップめに伝え広めた人ではないかと思う。風水的な方位の解釈による吉凶をラッキーカラーで補うという方法を本に書いているおじさまである。あの軽い喋り方で好き嫌いが別れるキャラクターかもしれないが、一級建築士であり神職でもありながら、とても平たい言葉でわかりやすく一般向けにたくさんの本を書くおじさまである。「西に黄色」という言葉はあまりにも有名になり、私もよく覚えて
理論を実践するには
「西に黄色」はわかったとして、それをどう現実生活に生かすかはそこそこ難しい。引っ越しと同時にルームシェアの経験も多かった私は、さらに同居人との兼ね合いが必要だった。女性は幸せになれることには貪欲なので、「東南のキッチンには花柄のものがいいらしいよ」と聞くと喜んでやりたがる。だけど実際に、例えばなべを買いに行ったとして。ブルーの美しいなべと、花柄だけどちょっと微妙なテイストのなべがあったら困ることに
「金運」ならば抵抗なし?
風水を笑って流している人でも、「この部屋のこれをこっちに変えるだけで金運があがるよ」と言われると必ず実行するのを何度も見た。人間は、お金のことになると即動くということか。宗教思想に関係なく、金運が上がるという事に対しては全員なんの抵抗もないということか。昔はそういう男性を見ると「人を鼻で笑うなら全部それで貫いてみろ!」と追い詰めたくなったものだった。でもそんな人々を長いこと観察していたら、それらを
否定でも依存でもなく、楽しむものに
「サプリ」は栄養補助。あくまで栄養を助けるためのもので、ちゃんと食事をするのが大前提なのだ。「西に黄色」で運気は上がるかもしれない、でもそれは自前の実力や努力が大前提で、それにプラスされての話しであると私は解釈してみた。そうしたら、おまじないを信じるか信じないかはどうでも良くなった。否定するでもなく、それに全面すがるでもなく。心の余裕のあるときに、「効くかな?」「きっと効いたよ、あれのせいだよ」と